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逆まつ毛は角膜を傷つけることも!なんで逆まつ毛になるの?

2020年04月02日

まつ毛は本来目に入らないような方向で生えています。しかし、様々な理由で本来とは反対にまつ毛が生えてしまうことがあります。そのようなまつ毛は逆まつ毛と呼ばれます。逆まつ毛には大きく分けて2つの種類があります。そのうちの1つはまつ毛が眼球に向かって生えてくるタイプです。これは睫毛乱生と呼ばれています。まつ毛の毛根の周辺に炎症などが発生し、生える方向が不規則になってしまうことで起こります。治すためには炎症を緩和することが重要と言えるでしょう。逆まつ毛のもう1つのタイプは眼瞼内反と呼ばれています。これはまぶたの縁が眼球側に向く症状により、その部分の睫毛の多くが目に入ってきてしまうのが特徴です。眼瞼内反は皮下脂肪などで瞼が膨らんでいるケースや老化などで瞼の皮膚がたるむケースにおいて発生します。

睫毛乱生が起こる原因には他の目の病が発生している場合があるので注意が必要です。睫毛乱生を引き起こす可能性がある炎症の1つとしてトラコーマがあります。トラコーマはクラミジア・トラコマチスという細菌によって引き起こされる炎症のことを言います。免疫力が高いと細菌が付いても発症しないケースが多いですが、小さな子供は免疫力が低いこともあって発症しやすいので注意が必要です。トラコーマは細菌性の炎症なので抗真菌薬を使って治療します。

上下の瞼に発生する炎症は全般的に眼瞼縁炎と呼ばれます。眼瞼縁炎になるとまつ毛の方向が本来とは異なる向きになりやすく、逆まつ毛を引き起こすケースも珍しくありません。眼瞼縁炎になった時に強引にまつ毛の方向を変えようとすると、炎症が悪化してしまうことがあります。それゆえに眼瞼縁炎になったときにはまつ毛の向きを強引に変えるのではなく、炎症を鎮めて治すことが重要となります。眼瞼縁炎の原因となるのが細菌やアレルギーです。細菌性の場合は抗真菌薬、アレルギーの場合は抗アレルギー薬を使う必要があります。原因は眼科で診断することが出来るので炎症が起こったときには相談してみることが大切です。

逆まつ毛になると目に入ることが気になって、普段よりも目を掻く方が少なくありません。しかし、それは角膜を傷つけることになる恐れがあります。異物感があったり、かゆみが発生したりしてもなるべく触らないようにしましょう。逆まつ毛の原因となる炎症は細胞やアレルギーによるケースが多いですが、それを知らず知らずのうちに悪化させてしまっている方も珍しくありません。角膜は決して刺激に強い場所ではないので、異物感があったには特に慎重に扱わなければなりません。どうしても目を掻きたい場合はコットンなどを使うことも有効です。まつ毛の生え方がどうしても気になる場合も強引に形を変えようとするのではなく、眼科などで相談してベストな解決策を探ることが重要となります。人それぞれ生え方は異なっているのでベストな解決方法も異なることがあります。まぶたは繊細なので傷つけることのないように特に注意しておきましょう。